「大輝(たいき)、私白血病だって。」

今にも泣きそうな顔で俺に伝えた君に君の優しさそして、儚さが見えた気がした。

「えっ…。」

幼なじみのそんな報告になれている訳もなくつい間抜けな声をだしてしまう。

「余命三ヶ月。一年前から分かってたんだけどなかなか言い出せなくて。」

三ヶ月。
一年前からなんて気づけなかった。そんな自分か不甲斐なくて思わず涙がこぼれそうになった。

「三ヶ月…。」

言葉と一緒に涙がこぼれそうになった。