「ん…」
目を覚ますと、私は真っ暗な部屋に居た。
「ここは…?確か私は家の前に居たはずじゃ…?」
私は、塾から帰って…家の鍵を開けようとした……そしたら、後ろから、殴られて…
…そこから、記憶が無い。
一体、誰がこんな事…
「目が覚めた?」
後ろから声がした。
「だ、誰…?」
「俺?俺は、仁っていうんだ。」
「なんで私、こんな所に居るの…?ここはどこっ…!?」
「…それは言えないなぁ…」
「…どういう意味よ…!」
「ねぇ?最近変な事なかった?」
変な事…?
…あ…時々感じた誰かの視線や人の気配…ずっと気のせいだと思ってたけど…っ!!
「気づいたみたいだね?」
「あんただったのね…ずつと私のストーカーしてたの…!」
「そうだけど?でもいいでしょ?俺は友葉を愛してるんだから…」
「はっ…?意味わかんない!」