「でもまあ、仕方ないか!!」
「えっ!?」
「今日はクリスマス・イブやし・・・」
政文は目を大きく見開いた。
そう、今日はクリスマス・イブ!!
恋人達が愛の炎を燃やす日!!
(そんな日ではない。)
「まさか、忘れてたんか?」
「えっ!? はぁ・・・」
「私がわざわざここまで来たのに、
クリスマスを忘れてた?」
「は、はぁ・・・」
ここへ来たのは麗奈の勝手である。
「あんた、ふざけるなよ!!」
「すいません!!」
「許さへ~ん・・・」
麗奈はニタッと笑った。
「ええっ・・・(泣)」
その不気味な笑顔に
冷や汗を流し怯える政文。
「しゃーないな・・・ じゃあ、
クリスマスプレゼントもらうわ。」
「えっ!?」
麗奈はグッと政文の頭を押さえ、
腕を掴み背伸びをして・・・
政文にキスをした。
これ麗奈が初めて、
政文を心から求めた瞬間だった。
「年下の頼りない男になんか
恋なんてしない!!」
そう言っていた麗奈が、
しっかり年下に心奪われてしまいました。
恋はいつするのかわからない。
だから楽しいんだ。
自由に求めるがままに
人を感じ想うから幸せが見つかる。
少なくとも麗奈はそう思ったはずです。
お互い素直になった二人には
幸せになりましたとさ。
おしまい。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
クリスマスに書き終える予定が
俊を越し、バレンタインも
終わってしまった・・・(^^;
麗奈のような私様はどうでしたか?
プライドが高く、気が強いんだけど
たまに見せる女らしさ、
そんなところが男には
堪らなかったりします。(^^)
政文のようなキャラは初めて書きました。
年上の女性と付き合ったら、
麗奈のような接し方をされてみたい。
そんな願望から政文は生まれました。
みなさんはどんな男子が好みでしょう?
完結に長くかかってしまいましたが、
読んでくださってありがとうございました。
次は青春モノを書こうと思っています。
よければ覗いてください(^^)
SHIRO