明日、私達は泥棒になる。
その夜散々言い合って決めた作戦を、
簡単に説明しよう。
十月一日深夜零時、
クイルが城の監視塔に行く。
サボリ癖のある見張り達は、
その夜もぐっすり眠っているはず。
そこに火を放てば、
さすがの見張り達も
熱さに目を覚まし、
火を消す為に助けを呼ぶはず。
続いて外壁から侵入したアッサが、
門衛から衣装を剥ぎ取り、
着替え終わるのを確認したクイルが、
反対側の監視塔に火を放つ。
二つある監視塔が両方燃えて、
ほぼ全員の兵士が
火消作業に追われるはず。
門衛がいなくなった所で
私達とゼノが城内に侵入する。
そして、慌てふためく人々に混ざり
地下貯蔵室に向かい、
ペルシアの壺を拝借する。
聞く分には
何とかなりそうな作戦だけど、
全てのフレーズが「はず」という
単語で終わっている事に注意したい。
そうならなかったら、
どうすればいい?
その夜散々言い合って決めた作戦を、
簡単に説明しよう。
十月一日深夜零時、
クイルが城の監視塔に行く。
サボリ癖のある見張り達は、
その夜もぐっすり眠っているはず。
そこに火を放てば、
さすがの見張り達も
熱さに目を覚まし、
火を消す為に助けを呼ぶはず。
続いて外壁から侵入したアッサが、
門衛から衣装を剥ぎ取り、
着替え終わるのを確認したクイルが、
反対側の監視塔に火を放つ。
二つある監視塔が両方燃えて、
ほぼ全員の兵士が
火消作業に追われるはず。
門衛がいなくなった所で
私達とゼノが城内に侵入する。
そして、慌てふためく人々に混ざり
地下貯蔵室に向かい、
ペルシアの壺を拝借する。
聞く分には
何とかなりそうな作戦だけど、
全てのフレーズが「はず」という
単語で終わっている事に注意したい。
そうならなかったら、
どうすればいい?