「あい....。」

「何か言いましたか?」

「あっ....いやっ何も....名前は?俺は加藤陸斗。」

「私は山野春日です。」

「春日.....。」




相手の加藤君は一瞬暗い顔をしたがすぐに笑顔になった。




「転校生?俺、2年だけど。」

「2年...私も。」

「マジで!仲良くしよーなっ♪あと、文と連とゆーとはる....もいるよって、分かんないか.....。」

「戸川君と高島君のこと?」

「知ってんの!?」

「うん....私、JFCのマネになったので....さっき喋りました。」

「へぇ~。ゆーってのは松井悠太で、はるってのは中川春斗って言うんだよ....。」





加藤君は優しく笑ってくれた......。





優しいな.....。




あれっ?





何か引っかかる。








前にもあったことがあるような......。







「あっ!ゴメン!俺....一気に言っても分かんねーよな。まあ明日待ってるよ!じゃあ。」



加藤君はそう言って帰っていってしまった。





私も帰るか....。