フォルトュナがくるりと回ると鋭く光が射し
瞬きした瞬間
周りはよくみんなが遊ぶ(らしい)人生ゲームの世界が広がっていた。
マスが無限に蛇状に列なっている。
マスには何も書かれていない。
建物もない。
周りには先程と変わらぬ人が居た。
『まぁ、説明はマス次第にしましょう、では…シュウ゛ァンセル…サイコロを振りなさい』
シュウ゛ァンセルは不服そうにサイコロを振った
コロコロ…コロコロ
コロ、コロ…コロ
③
『では、マスを進んで下さい。』
シュウ゛ァンセルは3マス目まで足を運ばせた。
すると文字が床に浮かび上がった。
マジックで書いたような雑な字だ
>母親が重病が悪化し死亡する。
『…っっ!』
シュウ゛ァンセルは固まった。
『どうして、知ってるの…私の母が病気だって…どこで調べたのよ!!』
シュウ゛ァンセルは顔を青くしてフォルトュナの肩を掴む
『調べていません。それが運命なのです。いい加減信じてはいただけないの?ま、こういう系統の運命は変えるのは大変不可能に近いですし、嫌でもわかるでしょう。』
あまりにいきなり強烈だった。
誰もが沈黙になった、笑っているのはフォルトュナとカーリーだけだった。
『ふん…嘘も大概にしなさいよ…私、信じてないから。』
『次は、ガンダルヴァ…貴方よ』