でも、私はそんな事出来ない。

だから
料理をお兄ちゃんに教わって、
伊織に勉強を教えてもらって、
全部そこそこ出来るようになった。

でも、誰よりも家族を大切にした!
それしか私には出来ないから。

みんなも私を大切にしてくれた。
それが嬉しかった。

それで、今まで育ってきた。


「これが、私の過去です。」

「…」

あれ?

グイッ!!
ギュッ!

「わっ!?」

ま、ま、また?


「あ、あの~」