割り当てられた 地域は 二十軒くらいだったけど

みんな ふざけてばかりで 回収は はかどらなかった

女子二人と よっちゃんが 頑張っていた

家の前に 積まれた古紙を リヤカーに運んでいた


委員長は 怒っていた

「 ちゃんと やりなさいよ!

  午前中に 終わらないでしょ~! 」

遊んでばかりいる その他三人が バカに見えるのだろう

委員長に怒られるのは キライではなかった

気にして もらえてると思えたから・・


それでも なんとか 半分くらい回ると

かなりの量になった

だんだん みんな まじめに 動き始めた

なんとか リヤカーに積めるだろう・・


最後の家は 坂の上だった