車も あまり通らない 早朝の田舎道

濡れたサンダルを ペタペタと 歩いて帰る


時々 車が通ると

兄ちゃんは 捕れたウナギが 見えるよう

ワザと 掲げた


オジさんが 車をとめて・・

「 でかい ウナギだなぁ

    おまえら 捕ったのかぁ~ 」


「 うん! 」


兄ちゃんの顔は

とても 誇らしげだった