でも、いつまでたっても何も起こらない。

不思議に思って目を開けると、目の前にはもう斗亜くんの顔はなかぅた。

ひじ置きにひじを突き、頬杖をついてこちらを見ている。

その表情はいつもの意地悪な斗亜くんで...

「バーカ。」

かるく口の端を上げ、馬鹿にしたように笑っている。

「~~~っ\\\\\」

見る見るうちに上昇する体温。

もう絶対に騙されないと心に誓った瞬間でした。