でも、いつ誰が来るかわからないバスの中で、さすがにこれはまずいでしょ...。

「離れて...。」

「あんたが見たがってたんじゃないの?」

余裕な顔でフッと笑う斗亜くん。

そしてそのままとんでもないことを口にする。

「それとも、このままキスしちゃう?」

「えっ!?」

私、今絶対に顔赤い!!

でもそんな私なんてお構いなしに、斗亜くんはグッと近づいてくる。

私はギュッと目を瞑った。