「何で私が斗亜くんと隣に座らなくちゃいけないわけ?」

ちょうど立った今全員がバスに乗り込んだところ。

勝手についてきちゃってるわけだし、我儘はいけないんだけど...。

何でバスの中までこいつと一緒に居なくちゃいけないの!?

...なんて、部長の指示に逆らえるわけも無いけどね?

「...はぁ、信じられない。」

「それはこっちの台詞。」

私の言葉が聞こえてしまったのか、隣から返事が返ってくる。

その声に反応して隣を見れば...

なんともクールに、おまけにため息なんてついていやがる。