あれから数日が経った。

なんとなくギクシャクしつつも、いつもどおりの生活を送っていた。

またいつか、元通りになれるんじゃないか。

私の中に、ほんの少しだけそんな願いがあった。

でも...このときの私は知らなかった。

一度崩れてしまったら、元に戻すことは出来なくて

沢山の人を巻き込んで

さらに大きく崩れていくだけだと言うことに。

あの時どうして居ればよかったかなんて、もう分からない。

でもきっとこれは私にとって、絶対に避けされない、辛すぎる運命だったんだと。

そう知ることになるのは、きっと何もかも崩れてしまった後で

気づいた頃には、もう遅かった。