「ねぇ、結愛!もうすぐパレード来るって!」

あっという間に時間は過ぎ、もうすっかり夜。

ピンクパンサーのカフェで休憩していた私達も、

パレードを見るために外に出てきた。

「お前、絶対にはぐれんなよ。」

「大丈夫だって言ってるじゃん!」

「お前の大丈夫は当てにならない。」

結局ここまで来ても、私達は相変わらずだ。

隣の二人も苦笑いで私達を見ていた。

でも.....三崎がジッと大河を見ていたことに、

私はなんとなく気づいていた。