「ねぇねぇ、次はどうする?」

「うーんとねー...」

あれから何とか三崎の怒りも収まり、大体パークを見て回ったところ。

三崎たちはまだまだ元気そうだけど...私はちょっと...

「結愛、ほら。」

「...え?あ...」

名前を呼ばれて振り返ると両手にアイスを持った大河が立っていた。

大河、私が疲れたの気づいてたんだ...。

実はさっきからちょっと疲れちゃって、

何か冷たい物でも食べれば元気になれるかな?っておもってたんだよね。

「結愛はチョコとイチゴだよな?」

「ありがとう!」

しかも味まで私の好きなものだ。

「ほら、怜と三崎の分。」

「わー!ありがとう!」

「お、さんきゅ。」

きっと怜と三崎の分も、それぞれの好きな味なんだろう。