「ちょっと、来て。」

私の腕をつかんで図書室の端っこまで連れてこられた。

「斗亜くん?」

ワケが分からなくて首をかしげていると

「えっ...」

突然本棚に押さえつけられた。

本棚と斗亜くんにはさまれて、逃げることは出来ない。

本当にどうしちゃったのー////

「俺が居ないところで、あんまり他の男に近づくなよ?」

「えっ?」

「もしそんな事があったら、たとえ大河先輩でも、許さないよ?」

「.....っ///」

私よりちょっとだけ背の低い斗亜くんが必然的に私を見上げる。