テニス部も今日の練習終了。

....つかれた。

テニス部はマネージャーがいないから、私がその仕事をしているんだよね。

もういっそ、マネージャーやろっかな。

なんて考えながら帰ろうとしていると、

「先輩。」

同じく帰る支度をし終わった斗亜くんに呼ばれた。

「どうかした?」

振り返って斗亜くんを見る。

なにかあったの?

もしかして、私またなんかやっちゃったとか?

訳がわからなくて首をかしげていると、

「....送ってく。」

それだけ言って私を見つめる斗亜くん。