「先輩と一緒には行けないけど、2年になったら、必ず迎えに行くから。」

「......っ、」

「だから、待っててくれる?」

「.....待ってるよ。ずっと待ってる!」

「.....ありがと。」

そう言って斗亜くんは優しく笑った。

......そこまでは良かった。

なのに.....

「じゃ、今から会えない分、充電しとく?」

その笑顔は一瞬でいつもの意地悪な笑みに変わった。

ニヤッっと妖しく笑う斗亜くん思わず後ずさる。

....が、斗亜くんのほうが早かった。

手首をつかまれ引き寄せられる。

「あんたさ、俺から逃げられると思ってるの?」

首をかしげてそういう斗亜くん。

「お、思ってませ...んっ」

言い終わる前に斗亜くんの甘いキスがが降ってきた。

「もう絶対に逃がさないから、覚悟してよね?」

私は一生この人から離れられないと、改めて思った。

そして、これから始まる生活に、キケンを感じた瞬間でした。