俺は、先輩に出会って、もう一度、がんばってみようと思ったんだ。

俺を見てくれている人がいるから。

一緒に戦える、仲間がいるから。

そう思えたのは、先輩のおかげなんだよ。

いつの間にか空港はすぐそこになっていた。

俺は勢いよく空港に駆け込んだ。

先輩、俺さ....。

俺、今ならわかる気がするんだ。

きっとあの時から俺は、あんたのことが好きだった...。

だから、お願い。

俺のそばにいて。

....どこにも行かないでよ。