グラッ

「あっ、危ないっ!!」

「...えっ。」

私はとっさに体を反転させ、斗亜くんを庇うように椅子から落ちた。

さっき、おそらく野球部のボールが窓を割って部室に飛んできた。

それで立ててあった看板にぶつかって、その看板が倒れてきた。

斗亜くんからは見えていなかっただろうけどね?

「.....っ」

「...いってぇ。」

「斗亜くん、大丈夫!?」

斗亜くんは見た感じ大きなケガはないみたい。

あ、あぶなかったぁー...。

ゆっくりと起き上がった。