『斗亜くんへ

斗亜くんに出会えて、本当によかった。

本当に、ありがとう。

それから、本当にごめんね。

今までも、これからも、斗亜くんは一人じゃないよ。

斗亜くんには、あんなにステキな仲間が居るんだから。

斗亜くんを、みんなを、信じてあげてね。

ちゃんと見てる人が居るってこと、忘れないで。

最後に、斗亜くん、本当にありがとう。』

「.....先輩」

結局あの日、気付いた時にはとっくに部活は終わっていた。

どれくらいあそこにいたのか、それさえもわからない。