乱れた息を整え、落ち着きを取り戻した頃、ふとあの手紙の存在を思い出した。

門に寄りかかり、ゆっくり封筒を開ける。

「!....これ...」

そこに書かれていたのはきれいな字で書かれたメッセージ。

斗亜くんへ

斗亜くんに出会えて、本当によかった。

本当に、ありがとう。

それから、本当にごめんね。

今までも、これからも、斗亜くんは一人じゃないよ。

斗亜くんには、あんなにステキな仲間が居るんだから。

斗亜くんを、みんなを、信じてあげてね。

ちゃんと見てる人が居るってこと、忘れないで。

最後に、斗亜くん、本当にありがとう。

「なんで...こんな...」

きっと本当に最後だったんだ。

今日で全部、終わりにするつもりだったんだ。