私は静かに決意を固めた。

昨日、先輩方には本当のことをすべて話した。

後は大河と...斗亜くんだけ。

大河には、イギリスに行くことだけは話して置こうと思った。

だから今日こうして呼び出したんだ。

...寝坊しちゃったけど。

「あのね...私、イギリスに行くの。」

私は大河をまっすぐ見つめていった。

「どういう、こと?」

大河の瞳が声が、戸惑いと驚きで揺れる。

私が話そうと決めたのはこのたった一言。

これ以上は言うつもりは無い。