一人でそんなことを考えていたとき

「何してんの?」

ふいに後ろから声がした。

「斗亜くん?」

いつの間にか起きていたらしい斗亜くんが、私の居るベランダに出てきた。

「寒くないわけ?」

「別に平気。」

「そっか。」

そして私の隣に並んだ。