「里奈!あたしが仕返しする!」
「‥‥えっ?」
里奈が涙でぐちゃぐちゃになった顔をあげて私を見た。
「あたしがそいつに近づいて仕返しする!」
「そんな‥どうやって」
え、どうやって?
‥‥そんなの分かんないけど!
けどこのままじゃやだ!
絶対許せないもん!
どうやって???
‥‥そうだ、とあたしは思いついた。
「あたしがソイツを落として
プライドぐっちゃぐちゃになるような捨て方してやる!」
里奈はきょとんとした顔をした。
そりゃそうだ。
今のあたし、何かものすごく無茶なこと言ってる。
でも、止まんない。
やってみなきゃ分かんないじゃん!