2月14日。


バレンタインデー。


この日にあなたは
あたしに返事をくれました。


あたしは雪の中あの公園に行った。


あなたは寒い中あたしのために
雪の中公園で待っていてくれた。


それだけで嬉しかった。


あたしの手には紙袋。


チョコレートと手紙をそえて。


これが最後の気持ちを伝えるチャンス。


そう思っていたから。


精一杯の笑顔であなたに言った言葉。


「寒い中ごめんね。これ。

 おいしくないかもしれない・・・

 でも、食べてくれると嬉しい。」


自分でもよくわからない言葉。


何が伝えたかったのかわからない。


でもあたしは頑張った。


視界はぼやけていた。


不安で不安で仕方がなかったから。


逃げたかった。


けど逃げれなかった。