「そういうお前はもうちょっと勉強しろよ。またヤバイんだろ?」

「またって言うな!俺だって多少は気にしてるんだから!!」


「多少かよ……。もっと気にしろよ」

「あ、そんなことよりさ、昼メシ買い行く途中だったんだ。智史、もう何か買った?」


自分に都合の悪い話を振られた途端、瀬尾は強引に話題を変えやがった。

「……まだ」

「早く行こうぜえ。カレーパンなくなる!」

「おまえそればっか。よく飽きないね……」


「俺は一途な男だからさー」

「ウソつけ」


瀬尾と俺はくだらない話をしながら、連れ立って購買に向かった。