「じゃ、俺のことは紘海って呼べ。」


「なんであんたの名前呼ばなきゃなんないの。」


「宿題忘れにはおしおきが必要だろ??」



うっ.....。



「それか2択。1、俺を名前で呼ぶ。2、俺にキスされる」



「うん。1だよね。」



「じゃぁよろしくね。楓ちゃん。」



「わかったわよ。紘海って呼べばいいんでしょ。.....って何してんの。」



紘海はあたしの携帯をいじっている。



「はい。登録完了。」



「........消す。」



「消したら.......キス。」



にやっと不敵に笑う紘海。



パタンと携帯を閉めてポケットに直す。