そして 電話の相手をみると、 「あっ…」 奏(ソウ)だ。 この子の……赤ちゃんの… 父…親。 なんか気が沈む。 奏は私の先輩。 入学式で見た時一目惚れした 一年になってから一週間でサボった私。 裏庭にいる時に奏がきた。 あの時はとてもうれしかったなぁ。 それから一ヶ月奏とは親友のような仲良しになった… でも、私は一度も親友だと思っていなかった… 最初から奏は私の恋愛対象の人だったから。