「ちなみにそれ、俺の飲みかけだけど。」



「……ゲホッゲホッゲホッ」


早く言えよ~。




ってこれって間接キスだよね…?


キスと言えば…。


柊くんとキスした記憶があるんだけど…。




思えば思うほど、きまづくなってきた。


どうしよう。




「……ばーか。きまづくすんなよな。」

柊くんは微笑んでいた。



てか…きまづくしたのは貴方じゃ……。


「マジンガンZ終わったな。」


「あっ………。」



すっかり見忘れていた。

なんて、言えないや。



「見忘れた、って顔してるな。」



さっきとは打って変わって喋るようになってきた柊くん。




「えへへ…。存じている通りでございまする。」