私は空を見上げた。


「日和~!
もうっすぐどっか行かないでよっ~!」


「ごめん、ごめん。」


「...もうまた先生の事考えてた?」


「確かに考えてたけど、
私は決意したんだよ?
ショッピングモールで話したとき。」


「そっか。
もう吹っ切れたんだね。」


「うん!」


「私うれしいよっ、
日和進んだんだねっ!」


「奈苗~っ
ありがとっ♪」


「もっ~!
これからもずっと一緒だよっ!」


「当たり前っ!」

なんて私達が友情を確かめ合っているのに...

「奈苗は俺のもんだっ!」

翔がきた。


「はぁ~...
あんた何っ?
女にまでヤキモチ?」


「なっ///」


「バッカじゃないのっ!
その前に奈苗は物じゃないしっ!」


「日和の言う通り。
私は物じゃないもんっ!」


「はぁ?
お前日和の見方すんだ?」


うっわぁ~...
めんどくせぇ奴。