ギュッ











え...?







「日和、待ってろよ。
絶対戻ってくるから。
だから...
それまでお前はおとなしくしとけっ!」










祐樹が私を後ろから抱きしめた。
戻ってきてくれたんだね。





それと...
たぶん祐樹は私が泣き顔を見られたくなかった
っていうのを気づいたんだろうなぁ...





優しいね。










「わかってるよ...
俺様の命令だもんね。」










「おぅ。
じゃーな。」













「バイバイ。」



















5年なんてきっとすぐだよ。
ちょっとだけのバイバイ。