「祐樹っ!
いってらっしゃいっ♪」





私は祐樹の背中をおもいっきり押す。





「ぅおっ!」





こけそうになる祐樹。
でも今はそんな事関係ない。



早く行って...
涙出そうになるから...





「アメリカでも...
がんばるんだよっ!」





「祐樹がんばれよ。」




「応援してるぜ。」




「アメリカでかわいいねぇちゃんいても
手出したらいけねぇからなっ!」





とみんな声をかける。





「ありがとな...
じゃーな。
お前らもがんばれよ!!」






「「「「「バイバイ!」」」」」



皆一斉に言った。
これで...
バイバイ。





祐樹は背を向けて歩き出した。


私も早く外に出なきゃ...
泣いちゃう。



ってもう涙出てるや...





「日和...」



奈苗も悲しそうな顔をする。
でも祐樹には見られなくてよかった。