side祐樹

もうすぐ放課後…。
時計をずっと見てる。

あと1分…!

キーンコーンカーンコーン


ガタンッ

「それでは授業を終わります。
って…!竹内くんっ!まだ帰りませんよっ!」

そんな先生の言葉を無視して
俺は駆け出した。


日和の家の住所を宮下にメールしてもらって、
もうすぐそこら辺に着く。

ん…?
ここか?

そこは白色で二階建て。
庭もあって…、
横に広いって感じ。
マジででけぇな…。


表札を見ると
“SAKAMOTO”
とローマ字で書いてる。

やっぱりここみたいだな。