昼休みになり、
中庭に出た。


「んで?
どうしたの?」

「先生が…
帰ってきたの。」

「…えっ!
マジで!?」

「うん…。」

「なんでだろ…?
アメリカ行ったんだよね?」

「行ったって言ってた。」

「会ったの?」

「うん、空港で…。」

「そうなの…。
竹内には話した?」

「してない。」

「話なよ?」

「軽蔑されないかな?」

「竹内はそんな事しないでしょ?
信用してみたら?」

「そうだね…。
私話してみるよ!」

「頑張れ!話したら私んとこおいでっ!」

「ありがとうっ!」

あー…
奈苗には感謝してもしきないくらい。

おしっ!
竹内祐樹のとこ行くかっ!