★優衣side ☆


「はぁ…」
「ゆーい?どうした?ため息なんかついちゃって。」
「んー?何でもないよ…」
「何でもないって顔じゃないけど?」
「んー。」
「何よぉー!せっかく先輩と同じ高校入れたのにぃー」
「ん…そうだけどさぁ」

私、篠原 優衣 は、大好きな先輩を追ってここI高校に来ました。
だけど…進展がないというか…何というか…
先輩とは昔家が隣どうしでよく遊んでいた。
その頃から好きだった。
三浦 一輝 が…
カズくんって呼んでたなぁ~
毎日一緒にいたいと思ってた。
だけど、小学校二年生のときに私が家を引っ越すことになって。
それっきりカズくんとは話さなくなった。
中学で同じ部活になったは良いものの、特に会話もなく月日が過ぎていきそのままカズくんは卒業。
で、どうしても諦めることができなかった私は美咲の誘いでカズくんと同じ高校にいくことに…

なんだけど、これといって進展はなし。
強いて言うなら、入学式で話したぐらい。
って言っても…
『あれ?お前もここ来たんだ?』
『え?あ、うん。』
『そっか。まあ、ここ楽だしな。』
『…うん。』
『どした?元気ねーの??』
『ううん!!元気元気★入学式で変な神経使って、疲れちゃった(笑)』
『そ。なら良かった。これから3年間頑張れよ♪意外とここテスト厳しいから。』
って言って、カズくんは昔みたいに頭をポンポンってしてくれた。
『うん。ありがと。』
『おう。またな。』
『ん。バイバイ…』

はぁ~
何かないかなぁ~
接点