先生が言うように、私達は少しずつだけど、確実に大人に近づいていってる。
それは身体が成長しているとかじゃなくて、心が成長しているって事なんだ。
大人になる事への拒絶だって、その第一歩なのかもしれない。
周りから色々な汚い事や大変な事、難しい事を知って、全部受けとめる事ができなくなる。
その自分がみた嫌な大人にはなりたくなくて拒絶してしまうんだ…。
「新しいマグカップ買わないとなー。」
「…ごめんなさい。」
「ははっ、別にきにしてないぞ?あ、でも…。」
「なんですか?」
「新しいマグカップ、一緒に買いに行ってくれる?」
「っっもちろんです!!!」
でも、こんなに大切に思える誰かとずっと一緒にいられるなら、大人になるのもいいね。

