真剣に日誌に気持ちを書く恵那の姿を見ていると、嬉しくもなるし不安にもなる。 もしうまくいかなかったら…って。 好きとか嫌いじゃなくて、教師だからとか大人だからっていう立場の問題が邪魔するんじゃないかなって思ってしまう。 本当はありえない立場同士の恋だもん。 うまくいくほうが奇跡に近い。 「よし、書けた!!」 「……じゃあ放課後行こっか。」 「うん、頑張るよ。」 何だか、少し不安になってきてしまった…。