「わっ…私急いでいるので…すいません…」

「は?そんなの知らねぇーよ!いいからこっちへこい。」

私は、強引に腕を引っ張られて公園の奥の方に連れていかれた。
はぁ…私どうなるんだろう…初めてだよ。こんなの…誰か助けてよ…

「じゃあまず金を出せ。5万でいい。」

「そんなにお金もってない…」

当たり前でしょ…中2をつかまえて5万って…あるわけない。

「お金がない…じゃあ身体ではらってもらおうか!」
不審者は私の洋服に手をかけた。
あ…もう私どうなっちゃうの?
誰かきて…誰かっ!

バシッ

「いっつ…」

私の洋服から不審者の手が離れた。
いきなりでよく何があったかわからなかった。でも、サッカーボールが飛んできて不審者に当たったからだ。いや。当ててくれたから。
「何をやってるんですか?中学生にまで手を出すとか…しかもこんなに小さい子に。ロリコンなんですか!?」

私は、今日聞いたばかりの声がする方に向いたら、そこには筑紫さんがいた。