その後も、ガールズトークに花を咲かせてしまい気づいたら7時を回っていた。
「あ…もうこんな時間!もう帰らないと!」

外は暗くなってて街灯がつき始めた。

「そうだね…暗くなってきたから気をつけてね!そしてゆのも、素敵な恋が出来るように頑張ろうね!」

ゆなは笑顔で見送ってくれた。ゆなはさっぱりした正確に美人だし、男子からの人気もあるんだよね…
うらやましい…
外はさらに暗くなってきたから早く帰ろう。
私は、早足で家に向かった。近道を使おうと公園を通ろうとしたとき…

「おい!金出せよ。」

「いやっ…止めて…」

公園の端の暗いところで男と嫌がる女の声がした。

「金出せっていってんの!もしかしてないの?」

「ごめんなさい私、今持ってなくて…」

なになに…もしかしてかつあげ!?ヤバイんじゃない!?警察に通報しないと…
携帯携帯……あっ!ないっ!もしかしてゆなの家に忘れた!?

えー!!どうしよう…

「おい!そこのちいさいの!」

もももしかして…私っ!?
違うよね!?
早く逃げないと…ってあれっ?足が動かない…
なんで動かないの?

「おいてめえだよ!」

私は、肩を捕まれて逃げられない。