ドアを開けて来たのは女の子だった

長いストレートの髪が風でなびいている
横顔しか見えないけど、まぁまぁの美形だ

彼女はどうやら俺に気付いてないらしい


すたすたとフェンスの方に向かう

そしてそのままフェンスを上ろうとしている



「ねぇ……何しとん」

「えッ!!」

彼女は驚いた様な顔で俺の方を見てきた