帰り道
ふと空を見上げると一番星が見えた

空はまだ暖かく、ほんのりオレンジ
しかしだんだん暗くなって、黒が広がっていく


その見事なコントラストの中で1つだけ輝いていた


風が少し強くなった
微かに耳に聞こえた言葉

    “ありがとう”


彼女からだろうか
きっとそうに違いない


彼女の分までガンバるしかないな

明日からはちゃんと授業受けよう

そして
彼女を忘れずに
ずっと永遠の友達でいよう

また明日は晴天だろうか
雲1つない空が
まるで俺の心の中みたいだった