「ねぇ……君何て名前なん?」
俺が敷いていた絨毯を取りに行ってる時、彼女が聞いてきた
「俺?俺は伊吹俊吾」
「俊吾クンか……。ゴメンね」
彼女は俺に近づき、ペコッと頭を下げた
「ゴメン…って…。何が?」
「いろいろ……」
「ふ〜ん。気にすんなや」
そう言って彼女の頭に手を置く
以外と身長が低いことにびっくりした
「ねぇ俊吾クン。その……友達…にね?なってくれる?」
俺の置いた手を払おうともせず、彼女は聞いてきた
「友達?」
「………うん」
「エエよ」
「………ホンマ!??」
彼女はそう言ったら顔を俺を見上げた
でも俺の手があったから、顔が手に当たってしまった