いつのまにか腕の傷を忘れて菜帆と楽しく過ごしてた。
研と俊とも、よりいっそう仲良しになれた。
あたしのぶっちゃけトークがあたし達の仲をより強いものにした。
話して良かった。
大好きな研と仲良くなれて、研への想いを確認した。
恋をしてる自分が嬉しかったんだ。
放課後―――…
今日は菜帆と2人で帰る♪
今日は久々に菜帆のママがゆっくり家に居るらしい。
だから真っ直ぐ帰る事にした。
「やっぱり美優のそばに居ようかな…」
菜帆があたしに申し訳なさそうにして家に帰るのを躊躇ってる。
「何言ってんの!菜帆は今すぐ帰りなさい。また明ねっ♪」
元気いっぱいの笑顔で菜帆を見つめた。
暫く考えて菜帆は納得した。
「また明日ね!美優♪今日はごめんね?」
「いいんだってば!ママに思いっきり甘えなよぉ♪」
手を振って菜帆を見送った。
ママが居る人はちゃんとママのそばに帰るべき。
昨日おばあちゃんが出てった事は美優に言ってない。
「今度でいっか」