「いたっ…!!!」 腕に痛みが走った。 袖を捲ってみると、 腕が傷だらけだった。 なに…これ…? 何処かで転んだ? 「美優ー!?どしたのー?」 「…なんでも無いよぉ!」 「早くぅ。トイレっ!」 「はいはい」 覚えがない、 おかしな腕の傷――。