「好きだよ、真子」




私の耳元でハルキが囁く。




その甘い囁きに、体が痺れる。




恋って、キスってこんなにも幸せなんだ……。




ボーっとハルキに身体を預けていると、ハルキが私の髪をすく。




そして、髪の先にもキスを落とした。




「真子…昨日、俺に似た男に会ったの?」




不意に落とされた問いかけだった。




「うん……」




私は戸惑いがちに頷いた。