反則っていうくらいの極上の笑顔に私の胸は高鳴る。 ドキドキを紛らわすために、オレンジジュースを流し込んだ。 「で、でも、ハルキの誕生日なのに私が貰うのって変じゃない?」 赤くなった顔を隠すように俯きながら疑問を口にする。 「それを貰ってくれんのが一番嬉しいから」 「え?」 そしてハルキは一呼吸ついて続ける。 「真子は俺のものって意味になるだろ」