「なんだとは何よ。休みだから心配したのに」 あからさまにがっかりした声を出した私に、奈菜は不服そうな声をあげた。 そっか……。 今日は頭が痛いって言って休んだんだった。 「ごめん、奈菜……」 「いいよ、怒ってないしね。元気そうで安心した」 こんな風に心配してくれる友達がいる。 それは今の私の心にとても沁みた。