昼を過ぎた頃。




枕元の携帯が震えた。




弾かれたように飛び起きると、私は携帯を耳に押し当てた。




「もしもし!」




「なんだ、元気そうね」




「奈菜か……」




ハルキかと思った……。




そんな訳無いのに……。