「ハルキ……本当に具合悪いの?」 抱きしめる腕の強さに心臓が跳ねる。 「具合わりいよ……頭、めちゃくちゃ痛ぇもん」 目を瞑りながら額を片手で押さえるハルキ。 心配で顔を覗き込むとチュッと軽く口づけられる。 驚いて起き上がった私にハルキがいつもの意地悪な笑顔を浮かべる。 「真子の補給完了」 顔が熱くなるのを感じた。 「バカ!本当に心配したんだよ!」